己について
自分は常に新しくなっていく
かつてはこれこそ真実だと思っていたものが、
今では間違いだったと思う。
かつてはこれこそ自分の変わらぬ心情だとしていたものが、
今では少し違うと思う。
それを、自分は若かったとか、浅かったとか、
世間知らずだったと断じて葬らないほうがいい。
なぜならば、当時の自分にとっては、
そう考えたり思ったりすることが必要だったから。
当時の自分の段階にあっては、
それが真実であり信条だったのだ。
人間は常に脱皮していく。常に新しくなっていく。
いつも新しい生に向かっている。
だから、かつては必要だったものが、
今は必要でなくなったに過ぎないのだ。
だから、自分を批判していくこと、人の批判を聞いていくことは、
自分の脱皮をうながすことにもなるのだ。
さらなる新しい自分になるために。
過去も今も、自分は自分。
ただいつも新しくなっているだけ。
脱皮してるんだ。
さあ、新しくなろう。