kale’s diary ~ ケールの雑日記 ~

日々の思いつき雑日記 。誰かの名言。本や読書のこと。音楽のこと。       映画とかAppleのことも。

「なかった力」を組織から引き出す。004(ジョブズの言葉)

 

 

 

煩雑な組織は一つもない。

今立ち上げたばかりのような会社だ。

 

 アップルの創業は1976年。

企業の寿命30年説に従えば、すでにピークを迎えたことになる。

しかし、ジョブズはそうではないと考えている。

いまだにみずみずしいことを強調する。

「アップルの車内には煩雑な組織は一つもない。今立ち上げたばかりのような会社だ。

この星で最大の新興企業だ」

 その考え方は20代の頃とまったく変わっていない。

1980年の上場直後、ジョブズは自戒するかのようにいっていた。

「僕たちは今、小企業の中の最大の企業という地位から、

大企業の中の最小の企業へと移ってきたのです」

 実際、アップルは意思疎通をはばむよけいな組織が少ない。

毎朝のミーティングで細かく情報交換をしているし、

課題を分割してチームに分担させる判断は的確だ。

組織としては若い活力に溢れている。

 しかし、ジョブズも老いの入り口にある。

大病で痩せた姿は時に痛々しい。常に新興企業であろうとしても、

すでに時間は限定されつつある。時間と戦うジョブズの毎日について、

iphoneで提携関係にあるソフトバンク孫正義氏は」こう語った。

ジョブズは、自分の最後の1日で人類に何を残せるのか、

このことを考えて常に仕事をしている。

ジョブズの後継者が同じものを生み出したとしても、

それは似て非なるものだ」

 

 

ー 出典「1分間スティーブ・ジョブズ