kale’s diary ~ ケールの雑日記 ~

日々の思いつき雑日記 。誰かの名言。本や読書のこと。音楽のこと。       映画とかAppleのことも。

「なかった力」を組織から引き出す。002(ジョブズの言葉)

 

 

 

 

 

不可能に思えても

目標を下げない。

上げるのだ。

 

 ジョブズは大組織より小さな組織を好む。少数精鋭こそが本当に優れた製

品をつくるのであり、製品力があればどんな巨大企業にも対抗できると考えていた。

 ジョブズは自分が創業したアップルを1985年に追放され、1996年に復帰するまでに

ネクストとピクサーを相次いで創業するが、そのネクストでも、考えは同じだった。

ネクストは社員だけが株主となる私企業にする。親密さの感じられる小規模な企業だ」

と言っている。

 だが、業界が急成長するにつれ、小規模では大きな影響を及ぼせないことがはっきり

してきた。そこでこう宣言する。

「世界はもう一つの1億ドルのコンピュータ企業を望んでいるわけではない。砂場で

遊びたいなら、それなりの規模に成長しなければならない」

 そして1億ドルではなく「10億ドル」の組織づくりに着手する。それはネクストの

状況からすれば絶対に不可能なレベルだったが、こう言い放った。

「目標が不可能に思えても、我々は狙いを下げたりしない。上げるのだ」

 最終的にネクストはメーカーとしては惨敗するが、ジョブズのアップル復帰の原動力

になった。ネクストの共同創業者で財務部長だったスーザン・バーンズは、こうした

ジョブズの姿勢を「挫折なんて全く考えられない」と、高く評価していた。

 

ー 出典「1分間スティーブ・ジョブズ