自分のしたいことをするのがいちばん大切だ。
他人の行動について不当な期待を抱く人がいる。
こういう人は自分がして欲しいと思っていることをしてもらえないと、
自分の気持ちが傷つけられたことを相手に伝える。
たとえば、「あなたは気配りが足りない」「思いやりがない」
「わざと不親切なことをした」と言って相手を責めるのがそれだ。
こういう態度をとる人は、自分のやり方に相手が
したがっていないようだと、これらのセリフを使えば、
精神的に優位に立って相手に罰を加えられることを知っている。
自分が犠牲者であるふりをして、
相手を犠牲者に仕立て上げるという戦法だ。
その目的は、相手を不安にさせて優位順位を変えさせ、
自分の言いなりにすることである。
もし相手が恥じ入って謝罪すれば、自分が勝ち、
相手を手なずけることができる。
自分の思うように相手が行動することを期待する権利を
持っている人がこの世に存在するだろうか。
もちろん、相手の同意を得ているとか相手の行動を管理する資格が
あるというなら話は別だ。しかし、そうでないなら、
そのような権利を持っている人は、この世にひとりも存在しない。
あなたは礼儀正しさや、さわやかな態度だけを
心崖手入れだいいのであって、
自分のしたいことを犠牲にしてまで他人を喜ばせる必要はない。
出典「うまくいっている人の考え方」ジェリー・ミンチントン